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Q & Areal estate

○ 医療事件では、どのような弁護士を選ぶとよいでしょうか。
医療事件は、一般の民事事件に比べ、費用と時間がかかり、患者側の勝訴率が低い事件です。
それは、以下の理由が考えられます。
@裁判所は、医療側が作成した診療記録を基本に具体的な事実を認定すること
A原告(患者家族)側に、「過失」・「因果関係」の立証責任が課せられていること
B裁判官は医療の専門家ではないため、医療側に配慮しがちなこと
C医師の世界は未だにムラ社会で、かばい合い、忖度が行われることがあること

そこで、患者側弁護士には、次の点が求められます。
@医学知識をもち、診療記録を深く読み込むこと
A医療訴訟における「過失」・「因果関係」の立証について熟知し、立証可能性について冷静に判断し、立証が困難な事件について困難と助言すること
B立証の見込みのある事件については、医療裁判についての経験から、その事案に適切な主張・立証の方針をたてること
C立証の見込みのある事件については、協力医のネットワークをもち、立証を尽くすこと

以上から、医療事件のみを取扱い、医学・医療と医療訴訟に詳しく、相応の経験のある弁護士を選ぶとよいと思います。

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